日々是傾き

歌舞伎、着物、その他いろいろ。傾いたり傾かなかったりな出来事あれこれ。

まさか団十郎まで…。無念。

団十郎助六を見たかった。新歌舞伎座で、いったい何を見たらいいのだろう・・・。
数年前に勘三郎京鹿子娘道成寺+団十郎の押し戻しを見たことを思い出した。安心して見られるし、何より華があって良かった。今思うと、夢の競演だ。息子@5歳にも、団十郎の暫がかかったら見に行こうね、と言っていたのに、それも叶わぬ夢になってしまった。
大変失礼なことだが、家では団十郎のことを(愛をこめて)ヘタウマと評していて、あの味のある声、せりふ回し、存在感が好きだった。団十郎助六団十郎の暫だからこそ良かったのだ。本当に残念でならない。新歌舞伎座開場を前に、歌舞伎熱がとことん冷え込んでしまった。